森の風

「有限会社 在宅支援チーム フォーレスト」のブログです。
訪問看護(含訪問リハビリ)、福祉用具貸与、自助具作成支援通所介護・・・といった当社での活動記録を掲載しております。

※掲載されている写真は、個人情報保護法に基づき許可を得て掲載されています。


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最前線のトイレ掃除
 最近、事務所の男子用便器の水の流れが悪くなっていた
固くなった排水口のふたを鉄の棒でこじ開けた
その瞬間、身体が凍りついた、、、
今まで見たことのない汚れの塊がそこにあった
なんとか、それを手でつかみ取り、ふたを閉めた
すると、水が排水口へ心地良く流れた
なんかうれしくなった
みんなの笑顔が目に浮かんだ
もっとうれしくなった

利用者さんのことに
もっともっと気付けるようになって
笑顔を共有できるように
なっていきたい

最前線のトイレの中でのことでした
| リハビリ | 16:49 | comments(3) | trackbacks(0) | pookmark |
指導って?
 訪問した際に「こうした方がいいですよ」、「こうすると楽ですよ」と言う事があります。
ご本人やご家族から「どうしたらいいかな〜。」とか、「あんたの言うようにやってみるよ。」と言ってもらえる事もあります。
信頼してくれる事に感謝、感謝です。

私のそばには、言っても聞かない人が2人います。父と旦那です。

父はお酒とタバコが大好きで、出かけると夜遅く。。朝になる事も多いので、歳も歳だし、、周囲の人々から、「娘(私)の言うことならきくんじゃないの〜。看護婦さんだしねぇ〜。」とよくいわれてました。
無駄だろうなと思いつつ、周囲の期待に応えようと「ねぇ。お父さん。。。」と数十年言った事をまた言ってみます。
父からすると、今看護師だろうが、なんだろうが、子供の言う事なんか聞いていられるかっといった感じです。

そんな父が、急に孫(私の娘)に向かって「じじは、タバコ吸わないよ。」と言って禁煙しました。それから半年経ちますが、大丈夫のようです。
子供や妻(私の母)の言う事は聞けないけど、孫のためなら変えられるのか?

この機会に旦那にも禁煙をと思い、私の知る限りを尽くしてタバコの恐ろしさをクドクド言ってみました。
「へぇ〜。」で終わり。
父に禁煙させた娘ならと思い、旦那がタバコをすうたび「パパさん〜あっぷだよ」と言わせてみました。「怒られちゃったな〜」と、なぜかご満悦な顔をして、タバコをすう。
旦那の禁煙も孫の出現を待つしかないのか?

生活習慣を変えるって、難しい。私も甘いもの大好きだし。だから、食事指導や生活習慣の指導は苦手です。厳しく言えない。でも、そんな私の話を聞いて、変えようと思ってもらえると、感謝せずにはいられません。                                             
                                                         あや


| 看護 | 10:59 | comments(3) | trackbacks(0) | pookmark |
トヨさんのように生きよう
201010071928000.jpg

柴田トヨさんという方を御存じですか?

最近テレビや雑誌でも取り上げられている詩人の女性です。
90歳過ぎから詩を書き始め、現在98歳というのだから驚きです。
90歳を過ぎてから何か新しいことを始めるって、すごいことですよね。


トヨさんは息子さんの仕事の都合で一人暮らしだそうです。
・・・という話を聞いて職業柄、介護保険サービスとか使っているのかな?と気になってしまいました。
ちなみに本を読んでみてヘルパー、看護師、医師が出入りしていることがわかりました。
どんなお話をしているんだろうと想像をふくらませてしまいますね。


さびしさを抱えているけれど、前向きであたたかく、優しくて強いトヨさん。
詩から人柄がにじみ出て、こちらも元気をわけてもらった気分になります。

私の一番好きな詩を紹介します。





貯金

私ね  人から
やさしさを貰ったら
心に貯金をしておくの

さびしくなった時は
それを引き出して
元気になる

あなたも  今から
積んでおきなさい
年金より
いいわよ






私もたくさん貯金しておこうっと。


すー



| - | 19:55 | comments(1) | trackbacks(0) | pookmark |
誇り高き老人の終末  その4
 

80歳代の男性 妻との二人暮し、パーキンソン病、喘息あり転倒の危険性あり、服薬支援、精神的支援、家族支援、リハビリ目的の訪問看護をさせていただきました。最初お会いしたときは、表情も硬く歩行も困難状況で、外出も拒否的でした。看護師とPTが週2回訪問しておりましたが、半年位過ぎた頃から外出をしたり、一泊旅行をしたりと、メキメキいい方向に回復していく状況にご夫婦で大変お喜びのご様子でした。

この頃から、趣味のクラッシックのレコード鑑賞と解説を生き生きとしてくださるようになりました。サンサースの白鳥(チェロ演奏)を聞いたとき、強烈な感動を覚え、そのことがクラッシックを好きになったきっかけだということでした。私達は恥ずかしながら、ただただ感心して傾聴するだけでした。すこしでも利用者さまと共感できるようにと、少々あせりを感じたものでした。

その頃N響のチェロ奏者の演奏会がイズミティー21であり、訪問看護師全員で聴きに行ったものでした。何しろ付け焼刃的であり、その成果のほどは?でした。

訪問看護師の業務とは、なんと幅広いものなのだろう。医療面だけではなく、私たちは、日々多くのことに興味と関心をもち、人間の幅を広げることが、利用者様を少しでも支えたり、楽しんでいただけることになるのだろうと、感じた次第でした。本当に訪問看護師業務を選んで良かったと思ったものでした。

その後奥様とお二人で、旅行もなさるようになり、車の運転もされるようになり、二年間の訪問看護が終了となりました。

                                                      satuki

| 看護 | 16:42 | comments(1) | trackbacks(0) | pookmark |
ヘルプマン!
 
ヘルプマン!という漫画があります。
何年か前に「ナースマン」という男性看護師を主人公にしたテレビドラマがありましたね。
ヘルプマン!は、男性介護士を主人公にした漫画なのです。


医師や看護師が主人公の漫画は結構ありますが、介護職が主人公の漫画って珍しいですよね。


以前、ケアマネジャー研修の時に講師の先生が資料のひとつして使用したので、興味を持ったのが読み始めるきっかけでした。

読んでみると、施設や在宅の現状と問題点、介護ビジネスの裏側、外国人ヘルパーの導入、介護職の待遇など、現状に即したテーマを扱い、なかなかリアルに描いているのです。

しかもこの主人公がアツイ!

読んでいると自分の仕事に対するモチベーションも上がるのです

興味を持った方には読んで頂きたいです。



そういえば、リハビリスタッフや福祉用具相談員が主人公の漫画はあるのでしょうか?
あったら是非読んでみたいですね



すー

| - | 11:43 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
信じることが全て
 先日、東京で開催されたあるセミナーに参加しました。

紙屋克子先生の“指一本で出来る体位変換”というセミナーです。


紙屋先生は北海層大学で循環器の看護師長をしたあと筑波大学で教鞭をとり
去年から看護外来を開設したそうです。


看護とは、医師の診療の補助、患者の日常生活支援などを行なう仕事です。

それが看護単独で外来を開くなんてすごいですよね。

そこの外来は、主に全身の関節が拘縮して寝たきり状態の人が来て、栄養状態や生活を見直し、リハビリプログラムを作成し約一ヵ月の入院である程度までADLを拡大するというものでした。

先生は高い信念を持ち筋肉・関節・運動などのリハビリの知識のほかに看護独自の目線で必要なものを取り入れながら、一人一人にあったリハビリを行い、見事に寝たきりからコタツで胡座をかけるまでにしたり、車椅子に乗せて結婚式に参加させたりしていました。


私は、胸が熱くなりました。


自分はここまで出来ているのか?

限界を自分で決めていないか?

もっと、自分の力を信じてみようと思いました。


“無理かもしれない”と思いながら行動するのではなく

“出来るかもしれない”と思いながら行動することが大切なんだと思った一日でした




森ちゃん
| 看護 | 13:22 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
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